お食事が終わって、お風呂やお散歩などをされている間に係がお部屋にお布団を敷きにあがります。お出かけにならない場合でも、都合のよい時間帯に、お客様の了解をえてお邪魔させていただきます。お時間外に休まれるときや連泊でお昼寝される場合も申し付けて下さい。お部屋の中に押し入れがあるかもしれませんが、ご自分でなさることはありません。ベッドのお部屋の場合はお邪魔することはありませんが、ベッドメイクもすべて旅館側が準備するのが基本になっています。
近年、外国からのお客様が多い観光地などでは”プライバシー”を重視したため客室係はおらず、最初からお部屋にシーツやカバーが置いてあり、お布団をお客様に敷いて頂く旅館を見受けます。確かにお客様のお部屋にあがること、あがられることに抵抗を感じる方はいらっしゃいます。ですが、布団敷きはサービスの一環ですのでお客様側に選択の権利があるはずです。「こちらでやるからいい」「部屋に入らないでほしい」と言われれば、お客様にお願いできますがそうでなければ、旅館側が敷くのが当たり前なのです。柔軟であることは必要ですが、プライバシーへの過度の重視は本末転倒であり本来の和風旅館のすがたではない気がします。散策に疲れて休みたい時に、旦那様のお布団まで敷かなければならない奥様を想像して、大変申し訳ない気持ちになります。
何事もおっしゃっていただければ、小さな旅館のことですから快く対応されると思います。
尚、洋室やベッドというおことわりがない場合、和風旅館はほとんどが畳のお部屋にお布団を敷く形式になっています。マットのありなしは客室係に一言添えていただければ対応できると思います。